本記事のもくじ
ごきげんよう、ミヤビです。
BTCの含み益は「7桁」です。
ビットコインで破産したらどうしよう......と不安ですか?
本記事では、ビットコイン投資で破産する人の特徴やリスク、その対処法を解説します。
この記事を読むと、仮想通貨やビットコイン投資で何をしたら破産し得るのか、ビットコイン初心者が破産を回避する方法を理解できます。
ぶっちゃけ、国内仮想通貨取引所において「現物取引」でビットコインに投資すれば、破産する可能性なんて限りなく低いですよ。
とはいえ、ビットコインで大きな含み損を抱えて借金する可能性はあります。この点においては、自己責任で投資せざるを得ません。
ビットコインは比較的にボラティリティ(変動幅)の大きい投資です。破産に対する不安を解決できるよう、リスクや予防策についてわかりやすく解説しますね。
ビットコインで自己破産?【成立要件を解説】
まずは、日本における自己破産の成立要件についてザックリ解説しつつ、ビットコインにも該当するのかを深掘りしていきます。
自己破産の成立要件とは?
自己破産とは、借金などの返済が困難な場合、裁判所から債務を免除してもらう手続きです。日本における自己破産の成立要件は、下記のとおりです。
裁判所が申立人の支払い能力や経済状況を審査したうえ、決定が下されます。
ギャンブルや浪費などにより借金が増えた場合、財産の隠匿、虚偽の申告などがあった場合には、免責が認められないこともあります。
なお、裁判所への申立てや弁護士費用などがかかります。費用が準備できない場合は「法テラス」を利用することもできます。具体的なケースについては、弁護士に相談しましょう。
ビットコイン投資の自己破産
他の借金と同様、ビットコインや仮想通貨で自己破産する成立要件は、下記のとおりです。
仮想通貨取引による損失が正当に評価され、免責不許可事由がない場合は、免責が認められます。
仮想通貨取引がギャンブル性の高いものであると判断される場合や過度な投機目的で行われた場合、裁判所が厳しく審査し、免責が認められない可能性があります。
また、債権者からの質問や説明要求に対しては正直に回答しなければなりません。虚偽申告や隠匿が発覚すると、せっかくの免責が取り消される可能性があるのでご注意ください。
自己破産における裁量免責
免責不許可事由がある場合でも「裁量免責」が働く可能性があります。
前項の規定にかかわらず、同項各号に掲げる事由のいずれかに該当する場合であっても、裁判所は、破産手続開始の決定に至った経緯その他一切の事情を考慮して免責を許可することが相当であると認めるときは、免責許可の決定をすることができる。引用元:破産法252条2項
裁判官の心を動かすことができれば、合法的に自己破産が認められるというワケですね。
ビットコイン投資で破産する人の特徴3つ
続いては、ビットコイン投資で破産してしまう人の特徴を解説します。
基本的に、お金にだらしない人は投資には向いていませんよ。
上記特徴に当てはまる方は、要注意です。
特徴①:お金に無頓着
お金に無頓着な方が投資を始めると、かなり危険ですよ。
- 手数料を気にしない
- 含み損を放置する
- レバレッジをかけまくる
- お金の流れを把握してない
- 最新の投資情報を収集しない
つまり、お金の流れ(支出のフロー)を明確に把握することが大切です。
特に「レバレッジ取引」はお気をつけください。元手以上のお金を運用するため、感覚もバグりやすいです。ハイリスク・ハイリターンなため、初心者は「現物」で取引しましょう。
特徴②:引き際が悪い
引き際の悪い、つまり「諦めの悪い人」も危険です。
たとえば、含み損を抱えれば、サクッと損切り(損を確定させる)することが大切です。
初心者なら「耐えてりゃ戻るかもしれないじゃん」と思うかもです。しかし、こーいった思考は危険です。
たしかに戻る場合もありますが、含み損が拡大することも多いです。また、損失を取り戻そうと「ナンピン」し、余計に含み損を抱える人もたくさんいます。
わかりやすくいうと『既読スルーされてる「事実」があるにもかかわらず、テメーの「希望」にワンチャン賭けんなアホ...』ということですね。潔く、いったん引きましょう。
特徴③:生活が苦しい
自己破産する人は「生活苦・低所得」が最も多い傾向にあります。
自己破産の原因 | 割合 |
---|---|
生活苦・低所得 | 61.47% |
病気・医療費 | 22.70% |
事業資金 | 17.37% |
2022年1月の調査によると、借金の主な原因のほとんどは「生活苦・低所得」です。
なるべく「余剰資金」で投資することが推奨されてますので、貯金のない方はまず生活基盤を整えることが先決です。
たとえ投資金がゼロになっても、安定したキャッシュがあれば再挑戦できます。投資の世界で長く生き残るためにも、一発逆転的な発想はやめましょうね。
ビットコイン投資で破産する?【8つのリスクを紹介】
ここからは、ビットコイン投資で破産するリスクを解説します。
- リスク①:価格変動による含み損
- リスク②:仮想通貨取引所の倒産
- リスク③:仮想通貨取引所のハッキング
- リスク④:ロスカット・追証【レバレッジ取引】
- リスク⑤:高額な納税・追徴課税
- リスク⑥:ウォレット・アドレスの紛失
- リスク⑦:誤送金による資金消失
- リスク⑧:一攫千金を夢見て全額投資
ビットコインは大きなリターンを期待できますが、同時にリスクも存在します。
あらかじめリスクを知ることで、大きな損失を防げるため、必ず押さえておきましょう。
リスク①:価格変動による含み損
ビットコイン投資における最大のリスクは「価格変動」による損失です。
仮想通貨の中でも時価総額No.1なビットコインは、1日で数十万円〜100万円ほどの値動きがよくあります。
稼げるチャンスも大きいですが、資産を低リスクで増やしたい方は、短期ではなく「長期ほったからかし」がおすすめです。
リスク②:仮想通貨取引所の倒産
仮想通貨取引所が倒産する可能性もなきにしもあらずです。
2022年12月には、あの「FTX」が経営破綻しました。被害額は最高クラスでして、巻き込まれた日本人も多かったです。
預けてた資産の返却や補償は取引所によりけりですので、全額返還されるかはわかりません。
リスク③:仮想通貨取引所のハッキング
仮想通貨取引所がハッキングされ、顧客資産が流出する可能性もあります。
2024年5月31日には「DMM Bitcoin」において、482億円相当のビットコインが不正流出しました。
顧客資産は全額負担されましたが、セキュリティの高い取引所を選ぶことも大切ですよ。
Tips
当サイトで紹介してる「コインチェック」ですが、2017年に「NEM(ネム)」が流出しました。しかしこれは、社員が謝ってフィッシングメールを開いてマルウェア感染してしまったことが原因。 以降、ハッキングや顧客資産が流出したことはありません。
リスク④:ロスカット・追証【レバレッジ取引】
ビットコイン投資では「レバレッジ取引」が可能でして、元手以上の取引が可能になります。
たとえば、1BTC =「約1,000万円」が必要ですが、証拠金500万円を担保にレバレッジ2倍をかけるイメージです。
しかし、取引所の設ける必要証拠金レートに達すると、追加で証拠金(追証)が発生したり、ロスカットレートに達すれば強制決済されてしまいます。
万が一、ビットコインが購入額より暴落してしまえば、証拠金・ロスカットレートを大幅に超えてしまい、多額の負債を抱える可能性も考えられます。
現物取引ならその心配は必要ないですが、レバレッジ取引は借金の可能性があるワケです。
破産を避けたいなら、レバレッジは3倍までに抑えること!
リスク⑤:高額な納税・追徴課税
仮想通貨やビットコイン投資で得た利益も課税対象でして「確定申告」が必要です。
- 年間20万円の収益で課税
- 確定申告は「雑所得」として計上
- 超累進課税により、所得に応じて税率が変動
稼ぎが多いほど、納税額も増えるので注意してください。
所得税は翌年に納めますから、しっかり税金分を確保しておきましょうね。
リスク⑥:ウォレット・アドレスの紛失
仮想通貨は「ウォレット」で保管します。基本的には、仮想通貨取引所のウォレット(口座)にて管理しますが、自分で保管することもできます。
たとえば、USBのような「ハードウェアウォレット」ですね。インターネットから切り離して保管できるため、外部からのハッキングに強い特徴があります。
とはいえ、ウォレットや秘密鍵を紛失してしまうと、仮想通貨を引き出せなかったり、ハッキングされ得るため細心の注意が必要です。
リスク⑦:誤送金による資金消失
ビットコインのすごいところは、簡単に送金できること。しかし、指定のアドレス先をミスると、資金が消失してしまうリスクがあります。
- 取引所(BTCウォレット)→取引所(BTCウォレット)
- 取引所(BTCウォレット)→個別ウォレット(BTCウォレット)
ビットコインを別のウォレットで保管する際や決済で送金先アドレスをミスると、ビットコインが届かず消失してしまうんです。
送金の際は、手動でアドレスを入力するのではなく、必ず「QRコード」などを読み取り、コピペでアドレスを入力しましょう。
リスク⑧:一攫千金を夢見て全額投資
ビットコインの将来性にかけて、全財産をフルベットするのはリスキーすぎますよ。
将来性は高いものの、価格が2倍→3倍になるには年単位の時間がかかります。その間にも生活費がかかるため、ポートフォリオの10%くらいの目安がちょうど良いと思います。
ビットコインは「余剰資金」で投資するのが鉄則です。失っても良いお金で、無理のない範囲で投資しましょう。
ビットコイン投資で破産しない方法8つ
上記リスクの対処法を解説します。
- 方法①:積立投資でリスク分散する
- 方法②:仮想通貨取引所を分散する
- 方法③:ハードウェアウォレットで管理する
- 方法④:必ず「現物取引」で投資する
- 方法⑤:納税分を確保する
- 方法⑥:ウォレットを徹底管理する
- 方法⑦:送金時はアドレスをコピペする
- 方法⑧:余剰資金でビットコイン投資する
リスク理解だけでなく、その対処法まで実践できると、初めて破産を予防できますよ。
方法①:積立投資でリスク分散する
ビットコインは乱高下しやすいため、低リスクでビットコイン投資するなら、一括ではなく「積立投資」がおすすめです。
- 方法①:仮想通貨取引所の積立サービスを利用する
- 方法②:自分でビットコインの積立投資を行う
たとえば、毎月5万円をビットコイン投資すれば、平均購入金額が分散し、通貨の暴落に強くなります。
一括投資が怖い人は、積立でコツコツ資産運用してみましょう。
>> 関連:【初心者】Coincheckつみたてのやり方やメリット・デメリットを解説【老後資産2,000万円の作り方】
方法②:仮想通貨取引所を分散する
仮想通貨取引所は倒産する可能性もあるため、複数の取引所を開設しておくとリスク対策になります。
目安は、3つくらいまでがおすすめです。
とはいえ、取引所が分散すると、手数料や購入通貨が異なるため管理も大変になります。
- おすすめ①:コインチェック
- おすすめ②:bitFlyer
- おすすめ③:SBI VC トレード
僕は上記を口座開設しています!
方法③:ハードウェアウォレットで管理する
ビットコインを安全に管理するなら、取引所ではなく「ハードウェアウォレット」で保管しましょう。
ハードウェアウォレット
ハードウェアウォレットとは、インターネット環境から隔絶して仮想通貨などを保管するためのUSBデバイスです。セキュリティに強く、長期保有に最適な仮想通貨ウォレットです。
取引所のハッキングや倒産によるリスクを回避したい方におすすめです。
とはいえ、短期的な売買には不向き。ビットコインは「ガチホ」に向いてるため、ハードウェアウォレットは長期の資産運用に向いてますね。
おすすめは「レジャーナノ」です!
方法④:必ず「現物取引」で投資する
特に初心者さんは、ビットコインを「現物」で取引しましょう。なぜなら、現物取引では元手以上の損失が発生しないからです。
一方「レバレッジ取引」では、元手以上の資金を使って2倍...3倍の資産運用が可能なため、利益だけなく損失も倍々化します。
人間は損をしている時ほど正常に判断できなくなるため、もっともリスクを抑えたいなら「現物取引」一択ですよ。
コインチェックではレバレッジ取引できないので、初心者にもおすすめです!
方法⑤:納税分を確保する
仮想通貨で年間20万円以上を稼いだ場合、確定申告が必要なため、納める税金を試算しておきましょう。
仮に100万円を稼いだなら「所得税率5%+住民税10%+復興税2.1%」をザックリ計算しつつ、20%ほどをハケとけばOKです。
仮想通貨の所得税率は年間所得に応じて異なり、稼ぐほど税率が高くなります。株やFXのように一律20%ではない点にご注意ください。
しかし「控除」を適用できるため、大幅な節税が可能です。
僕は税金分を別の口座に振替しています!
方法⑥:ウォレットを徹底管理する
どのウォレットで、何の仮想通貨投資を、どれくらい保有してるかを把握すること。
- 仮想通貨取引所A
- 仮想通貨取引所B
- 個別ウォレット
ウォレットや保有する通貨が多ければ管理も大変になるため、1〜3つのウォレットで厳正に分散管理しましょう。
方法⑦:送金時はアドレスをコピペする
誤送金による資金消失を防ぐにも、送金アドレス先は必ずコピペ入力しましょう。
仮想通貨取引所やアプリサービスでは、送金時にQRコードやアドレスをコピペできる設計になっています。
必ず指定のビットコインアドレスから送金先のビットコインアドレスに送金してください。
方法⑧:余剰資金でビットコイン投資する
繰り返しですが、ビットコイン投資は「余剰資金」で行いましょう。
儲けたいとて、くれぐれも消費者金融からお金を借りて博打に走ってはいけませんよ。
消費者金融には「金利」が存在し、借りた額以上のお金を返済しなければなりません。投資で稼げても旨味がなく、むしろリスキーです。
ビットコイン投資の破産で絶対NGなこと3つ
万が一ビットコインで借金してしまった場合、絶対にやってはいけないことをお話ししておきます。
- NG①:借金返済のために借金
- NG②:借金返済のためにギャンブル
- NG③:借金返済のためにビットコイン投資
どれも当たり前ですが、この当たり前をできない人も多いが現実です。
どれも破産へまっしぐらな行為ですので、投資で負けなくないなら上記はやめましょうね。
ビットコイン投資に限らず、当たり前の常識です!
NG①:借金返済のために借金
借金には「利息」がつき、借りた以上のお金を返済しなくてはいけません。
別に借金 =「悪」ではないですが、借金を借金で返そうとする思考は害悪です。
一度ハマると抜け出せなくなるので、働くなり、借金は自力で清算しましょう。
結果的にその方が一番楽ですよ!
保証人には絶対なるな
絶対に「保証人」にはなっちゃいけませんよ。
人生では「保証人」を求められることもたまにありますが、どうせ裏切られて借金を背負うハメになります。
気が優しかったりすると、つい保証人にサインして人生を狂わされます。信頼できる親でもない限り、保証人のサインを簡単にしてはいけませんね。
NG②:借金返済のためにギャンブル
借金を「ギャンブル」で返済するのもやめましょう。
ギャンブルの根底は「依存」ですので、一度ハマったら、なかなか抜け出せなくなると思います。
誰も「水原一平」の二の舞にはなりたくないでしょうし「ギャンブル依存症」という道を積極的に歩むべきではありませんよ。
NG③:借金返済のためにビットコイン投資
借金があるなら、まずは借金を返すべき。
投資なんかしてる場合じゃありません。
ビットコインでワンチャン儲けられるかもですが、稼いだら税金もかかるので、まずは借金を清算しましょう。
こーいったギャンブル思考では、投資の世界から撤退を余儀なくされる運命です。投資 ≠「ギャンブル」ですので、勘違いなさらずに。
ビットコインの破産でよくある質問5つ
ビットコインで破産するリスクは限りなく低いです
本記事では、ビットコイン投資で破産する人の特徴やリスク、その対処法についてマルっと解説しました。
また、ビットコイン投資のリスクとその対処法は下記のとおりでした。
- リスク①:価格変動による含み損
- リスク②:仮想通貨取引所の倒産
- リスク③:仮想通貨取引所のハッキング
- リスク④:ロスカット・追証【レバレッジ取引】
- リスク⑤:高額な納税・追徴課税
- リスク⑥:ウォレット・アドレスの紛失
- リスク⑦:誤送金による資金消失
- リスク⑧:一攫千金を夢見て全額投資
- 方法①:積立投資でリスク分散する
- 方法②:仮想通貨取引所を分散する
- 方法③:ハードウェアウォレットで管理する
- 方法④:必ず「現物取引」で投資する
- 方法⑤:納税分を確保する
- 方法⑥:ウォレットを徹底管理する
- 方法⑦:送金時はアドレスをコピペする
- 方法⑧:余剰資金でビットコイン投資する
ビットコインは立派な投資でして、決して危険ではありません。もちろん、簡単に儲かるワケではないですし、人によっては損する可能性もあります。
しかし、防御力を身につければ、低リスクで資産増を狙えます。リスクをどこまで取れるかは人それぞれですが、決して無理のない範囲でビットコインに投資してみましょう。
ビットコインに投資するなら、現物取引で安全に取引できる「コインチェック」がおすすめです。破産するリスクが少ないので、僕も安心して使っております。
ビットコインの基礎を学習しよう
破産したくないなら、ビットコインへの基礎や仕組みの理解が大切です。
仮想通貨の世界は変化が激しいため、サボり魔ですと、すぐ時代に置いてかれてしまいます。大きな価格変動に対応するためにも、時代の流れは掴んでおきましょう。
ビットコインや仮想通貨の基礎理解を深めたい方は【コスパ最強】無料で学べるビットコインの勉強方法おすすめ7選【まずは独学せよ】をお読みください。