本記事のもくじ
ごきげんよう、ミヤビです。
BTCの含み益は「7桁」です。
実はビットコインには「終わり」があるんです!
本記事では、ビットコインの「終わりの日」を解説します。
この記事を読むと、なぜビットコインには「終わりの日」があるのか、果たして「Xデー」はいつなのか、ビットコインの終わりの日までに何を対策すべきかを理解できます。
ビットコインの発行枚数には限界があり「ビットコインの終わりの日」が存在します。理論上「2140年」にビットコインの新規発行は終了し、プログラム上の上限に達成します。
ぶっちゃけ、100年以上も先の話ですが、僕たちは「Xデー」に何を備えれば良いのでしょうか?具体的な対策案も交えつつ、分かりやすく解説しますね。
ビットコインの「終わりの日」とは?
下記の基礎を理解することで、ビットコインの終わりの日を鮮明にイメージできます。
- 基礎①:創始者「サトシ・ナカモト」の論文
- 基礎②:発行枚数の上限 =「2,100万枚」
- 基礎③:4年に一度の半減期
ビットコインを掘り尽くすその日こそ「終わりの日」です。
それぞれの関係性を紐解いていきますね。
基礎①:創始者「サトシ・ナカモト」の論文
ビットコインの起源は、2008年にインターネット上で発表された「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」(ビットコイン: P2P電子通貨システム)」です。
この論文は「サトシ・ナカモト」という正体不明の人物によって書かれており、ビットコインの技術的な仕組みや目指す世界について述べられています。
完全なP2P電子通貨の実現により、金融機関の介在無しに、利用者同士の直接的なオンライン決済が可能となるだろう。引用元:bitcoin.org|ビットコイン:P2P 電子通貨システム
まさに、P2P電子通貨 =「ビットコイン(BTC)」でして、今や投資対象だけでなく、決済通貨としても使われています。
ビットコインの"預言書"とも言えるので、ぜひ一度、目を通していただけるとビットコインの理解が深まるでしょう。
原文(英語)
英語の原文を読みたい方は「Bitcoin: A Peer-to-Peer Electronic Cash System」をご覧ください。
基礎②:発行枚数の上限 =「2,100万枚」
ビットコインの発行上限枚数は「2,100万枚」とプログラムされています。
裏を返すと、ビットコインは有限でして、貴重価値があるともいえます。
お金が無尽蔵に刷られたら、その価値は減っていきますよね。政府に借金があるとて、お金をジャブジャブ刷ってたら市場を混乱させてしまうのです。
ビットコイン開発者は、極度のインフレ(ハイパーインフレ)による混乱を予見し、発行枚数に上限(2,100万枚)を設けました。さらに、徐々に供給するよう設計しまして、まさにこれが「半減期」です。
ビットコインは、市場をコントロールする中央銀行や政府が存在しません。そのため、自律的に価値を維持したり希少価値を高めるために「発行上限」「半減期」という仕組みが組み込まれています。
すでに「9割以上」が発行済みですよ!
基礎③:4年に一度の半減期
ビットコインは、4年に一度の「半減期」を合計33回繰り返すことで、いわゆる「ビットコインの終わりの日」を迎える設計になっています。
半減期
半減期とは、ビットコインのマイニング報酬と市場に流入するビットコイン量が4年に一度ずつ半減されていくイベントのこと。
ブロックチェーン取引の正しさを証明する「マイナー」へのご褒美として、ビットコインが分配される仕組みなのですが、半減期の度に報酬が半分になっていくロジックです。
それじゃあ「マイナーのやる気がなくなるのでは?」と思うかもですが、今のところビットコインの価格は上昇し続けているので問題ありません。
なぜなら、新規ビットコイン流通量が半分になっていく、つまり「上限2,100万枚」に近づくにつれ、ビットコインの「希少価値」も高まっていく仕組みだからです。
事実、2009年のビットコイン誕生以来、2012年、2016年、2020年、そして2024年とビットコインの価格は右肩上がりです。
半減期については【次はいつ?】ビットコイン半減期のカウントダウン【一覧&価格予想】にて詳しく解説しています。
ビットコインの「終わりの日」は2140年ころ
ビットコインプロトコルに変更がなければ、「2140年」ころ、発行枚数の上限である2,100万枚に達すると予想されています。
半減期 | 日付 | ブロック量 | BTC報酬(半減前) | BTC報酬(半減後) |
---|---|---|---|---|
1回目 | 2012年11月27日 | 21万 | 50 | 25 |
2回目 | 2016年07月09日 | 42万 | 25 | 12.5 |
3回目 | 2020年05月11日 | 63万 | 12.5 | 6.25 |
4回目 | 2024年04月20日 | 84万 | 6.25 | 3.125 |
5回目 | 2028年04月17日(予想) | 105万 | 3.125 | 1.5625 |
33回目 | 2140年(予想) | 693万 | 0.[7]2328 | 0(トランザクション手数料のみ) |
半減期は4年に一度のため、約33回の半減期を経る予定です。
今から1世紀以上も先のお話なので、未来を正確に予想するのは誰にも無理ですね。
とはいえ、発行枚数の上限や半減期により、ビットコインの希少価値は伸びるだろうと予想できるため、あまり未来を悲観しなくても良いかなと思います。
厳密には、ビットコインは2,100万枚には到達しません!
ビットコインの「終わりの日」を迎える要因7つ
もしかしたら、ビットコインが「終わりの日」を迎える前に、終わってしまうかもです。
- その①:仮想通貨バブルの終焉
- その②:ブロックチェーンのハッキング
- その③:仮想通貨の規制強化
- その④:マイニング業者の撤退
- その⑤:ステーブルコインの普及
- その⑥:世界的経済ショック
- その⑦:AI(人工知能)の普及
未来は誰にもわかりませんが、上記の要因からビットコインが終わりになる可能性を頭の片隅に入れておきましょう。
その①:仮想通貨バブルの終焉
仮想通貨バブルは過去に何度も起きており、その度に仮想通貨は「終わった」と言われてきました。
特に2022年のクリプト市場では、悪材料が立ち続けに報じられ、ビットコインなどの仮想通貨が暴落しました。しかし相場には「波」があるため、バブルが弾けても、ゆっくり回復したりします。
ビットコインの場合、見事1年でV字回復し、再び仮想通貨市場を牽引する存在に返り咲きました。
仮想通貨市場はまだまだだ発展途上なこともあり、一時的な下落は「調整の一部」とみなされるケースもあります。
とはいえ、仮想通貨の中には「スキャムコイン(詐欺)」が紛れてることも多く、ガチで「終わる」こともよくあります。投資通貨の見極めには、細心の注意を払ってください。
ビットコインやイーサリアムに投資するのが、堅実です!
その②:ブロックチェーンのハッキング
仮想通貨取引所では「ハッキング」がよくあります。つまり、顧客の資産が盗まれてしまう被害ですね。
- マウントゴックス事件:約470億円相当のビットコイン(BTC)が流出
- コインチェック事件:約580億円相当のネム(XEM)が流出
- FTX事件:FTXが経営破綻直後、約920億円相当の暗号資産が流出
こーいった問題が発生すると、仮想通貨市場全体やその通貨が急落します。
しかし、ビットコインを支える「ブロックチェーン」がハッキングされてしまったら、かなりヤバいと思います。
なぜなら「ブロックチェーンは改ざんできない」と言われており、仮に突破されてしまったら、ビットコインの信頼が失われ、大暴落する可能性があります。
今のところ、ブロックチェーン自体がハッキングされた事例はありません。気をつけるべき点は、取引所のハッキングや投資詐欺などですね。
その③:仮想通貨の規制強化
国家や政府により、仮想通貨が法的に規制されると大きく下落します。
たとえば、2022年1月、ロシアで仮想通貨に関する取引やマイニングの禁止が提案されました。この発表を受け、ビットコインの価値は下落フェーズに入りました。
特に仮想通貨は、マネーロンダリング(資金洗浄)や投資詐欺、顧客資産の流用に悪用されやすく、通貨としての信頼性や価値がないと判断されやすいです。
アメリカなどの先進国において、仮想通貨の規制が報じられると、間違いなく下落します。一時的な下落かは、その規制レベルによりけりですね。
その④:マイニング業者の撤退
マイナーへのビットコイン報酬が割に合わなくなる未来が懸念されます。そーなると、競合激化による小規模マイニング業者の撤退が加速します。
半減期が訪れると、マイナーに支払われるマイニング報酬(BTC)も半分になってしまいましたね。
今のところ、ビットコインの価格上昇が、マイナーのモチベーションになっています。つまり、マイナーにはブロックチェーン取引を承認する動機が存在します。
しかし、半減期を経てもビットコイン価格が上昇しないないと、マイニングの費用対効果が悪くなります。つまり、取引を承認する旨みがありません。
1ブロックあたりのマイニング勝者は一人だけ。マシンパワーの小さい小規模事業者は、コスパの観点から撤退を余儀なくされるでしょう。
マイニングの動機は、ビットコインの価格上昇が前提!
その⑤:ステーブルコインの普及
ビットコインに代わる仮想通貨やデジタル通貨が普及した場合、ビットコインの優位性が逆転するかもしれません。
ビットコインは決済としても利用できるデジタルマネーですが、正直、使い勝手は微妙です。手数料は高く、価格変動も激しいため、なかなかビットコイン決済は普及していません。
たとえば、法定通貨の価格と連動した「ステーブルコイン」が注目されています。
もっとも有名なのは「Tether(USDT)」です。テザーは、米テザー社が発行する仮想通貨でして、ドルとペッグしています。時価総額はビットコイン、イーサリアムにつぎ第3位。
とはいえ、仮想通貨でも「ビットコイン」はもっとも知名度が高く、時価総額もNo.1。流石に「打倒ビットコイン」とはならないでしょう。
その⑥:世界的経済ショック
世界レベルの経済ショックが発生すると、ビットコインの価格にも大きな影響が出ます。
- 世界的パンデミック
- 大規模な金融政策
- 有事による緊張増大
こーいった出来事が起きると、投資家たちは安全な資産へと移行する傾向にあり、ビットコインなどの仮想通貨の価値が下落します。
まずは、時価総額No.1なビットコインが下落します。そして、ビットコインで購入したアルトコインが軒並み下落します。こーして仮想通貨市場全体が「冬の時代」に突入します。
いつかは世界的な経済ショックが起こることが予想されるため、雲行きが怪しいと感じたら、利確/損切り、安全な資産に移行するなどの対策が必要ですね。
ビットコインの価格は、アルトコインや株式市場とも連動する傾向にあります!
その⑦:AI(人工知能)の台頭
仮想通貨取引所BitMEXのCEO「アーサー・ヘイズ氏」によると、ビットコインはAIの基軸通貨になり得ると予想しています。
確かな未来予想ですが、「AI(人工知能)」は指数関数的に普及・発展していきますね。
同氏によると「AIが発達するとビットコインを使うようになる」という突拍子もない予想ですが、ビットコインは政府に依存しませんし、法定通貨 =「価値がある」ワケでもありません。
AIは適材適所で合理的な判断を下します。政府による管理 =「非合理」「不都合」と判断すれば、法定通貨を決済手段として選ばない可能性もあります。
AIが「意思」を持ったら怖いですが、裏を返すと、人間による非合理な意思決定は「価値がある」ということでもあります。このようなバグった思考にこそ「稼ぐチャンス」が眠ってたりすると思います。
ビットコインの「終わりの日」までに備えるべきこと5つ
ビットコインの「終わりの日」は1世紀以上も先のお話なので、今のうちに行動することが大切です。
- その①:ビットコインを購入する
- その②:ビットコインをガチホする
- その③:ビットコインを積立投資する
- その④:ビットコインをレンディングする
- その⑤:ビットコインをポイントで貯める
すでにビットコインの9割以上は発行済みなため、残り1割は100年以上かけてゆっくり供給されていきます。
とはいえ、ビットコインに興味がある層は、全体の3%にも満たない少数派です。10年後に行動してては価格がハネ上がってしまう可能性が高いため、先手必勝ですよ。
その①:ビットコインを購入する
グダグダいってないで、さっさとビットコインを購入してしまうのが手っとり早いですね。
ビットコインは、仮想通貨取引所で購入できます。最近は「投資詐欺」が流行っているため、必ず金融庁に登録された国内仮想通貨取引所から、ご自身で購入してください。
おすすめな国内仮想通貨取引所は、ビットコインを現物購入できる「コインチェック」です。僕もずっと愛用しており、もっとも信頼できる取引所の一つです。
詳しくは【初心者】コインチェックの始め方ガイド【愛用歴5年の僕が口座開設〜売買方法を解説】をご覧いただきつつ【簡単】コインチェックで始めるビットコインの買い方【〇〇すると大損します】からどうぞ。
余剰資金で始めましょう!
その②:ビットコインをガチホする
ビットコインを購入したら、短期で売らず、長期保有(ガチホ)をおすすめします。
- ビットコインの発行枚数の上限は2100万枚
- ビットコイン半減期により希少価値が上がりやすい
- 結果的に、ビットコインの価格が上がる傾向にある
目先のチャート分析や価格上昇に一喜一憂しなくなるため、メンタルが安定します。
一度購入したら、放置するだけなので、むずかしくはないですね。わりと再現性の高い投資スタイルでもありますので、初心者にもおすすめです。
ビットコインのガチホ戦略の重要性については【ガチホ】ビットコインのほったらかし投資で儲ける方法【長期保有のメリット・デメリット】をどうぞ。
その③:ビットコインを積立投資する
ビットコインの「積立投資」を活用すれば、積立による相乗効果を狙いやすくなりますよ。
積立投資
積立投資とは、毎月決まった額を自動で投資してくれるサービスのこと。たとえば「毎月月末に1万円をBTCに投資する」といった感じです。
積立投資は「ドル・コスト平均法」にて、損失を平準化できるメリットがあります。価格が下がっても、下がったところで買い増しすれば、平均購入額を下げられます。
積立投資は「自分でやる」or「積立サービスを申し込む」の選択肢があります。
ご自身で積み立てる場合、買い増しのタイミングなどを自己判断する必要があります。
一方、仮想通貨取引所が提供する積立サービスを申し込めば、一定のスパンと金額で、自動的に積立てくれます。自己管理がめんどくさい人におすすめです。
積立できる国内取引所では「コインチェック」がおすすめです。ビットコイン×積立は相性抜群なため、詳しくは【初心者】Coincheckつみたてのやり方やメリット・デメリットを解説【老後資産2,000万円の作り方】をどうぞ。
その④:ビットコインをレンディングする
ビットコインを第三者に貸し出すことで、その利用料を得られる「レンディング」というサービスを活用してみましょう。貸出期間に応じた年率で、資産を増やせますよ。
ビットコインはガチホや積立がおすすめと解説しましたが、口座に資産を眠らせているだけでは勿体なさすぎます。
1BTCを30日貸し出すと「1BTC × 年率(2%)÷ 365 × 30日 = 0.00164399BTC」ほどを稼げます。サービスによって異なりますが、大体こんな感じです。
コインチェックでもレンディングできまして「貸暗号資産サービス」がおすすめです。とはいえ人気なため、貸出までに順番待ちの可能性があります。
ガチホ期間にレンディングしておけば、余っている資産を有効活用できます。まさに「塵も積もれば山となる」ですね。
その⑤:ビットコインをポイントで貯める
ポイントサイト大手「マクロミル」では「コインチェック」と連携しており「ビットコイン(BTC)」「イーサリアム(ETH)」「リップル(XRP)」に交換可能です。
オンラインアンケートに応募して「5,000〜10,000ポイント」ほどを稼ぎつつ、ビットコインに換金するのがコスパ良いかと思います。
年間1万ポイントくらいならサクッと貯まるので、今のうちに無料登録しておきましょう。
詳しいやり方は【無料】Coincheckアンケートのやり方【コスパ最強なポイ活でビットコインを稼ごう】をご覧ください。
ビットコインの「終わりの日」=「オワコン」ではない
補足的に解説しますが、ビットコインの終わりの日 =「オワコン」ではありませんよ。
ビットコインはオワコンじゃない
そもそも、未だかつてビットコインがオワコンになったことはありません。
事実、1BTC =「1,000万円」という市場価値があり、その価値はウナギ登りです。
仮にビットコインがオワコンになれば、仮想通貨市場全体がオワコン化します。というのも、ビットコインは仮想通貨市場の50%以上を占めているからです。
さらに、ビットコインを保有する世界的大企業(マイクロストラテジー、テスラなど)なども、かなりの資産を失うことを意味します。間違いなく、株式市場にも影響を与えます。
ビットコインの時価総額は、すべての資産ランキングの中でもトップ10に入りまして、Meta社や銀(シルバー)のそれを凌ぐほど。
ビットコインは、発行枚数の上限や半減期により、希少価値の上昇が見込まれているため、長期的に価格が伸びることが予想されています。
ビットコインの「終わりの日」でよくある質問5つ
ビットコインの「終わりの日」を悲観する必要はありません
本記事では、ビットコインの「終わりの日」について解説しました。
とはいえ、ビットコインの「Xデー」を考えてもあまり意味はありません。どうせ「2140年」まで生きてないでしょうし、1世紀以上も先の世界です。
その頃までには、AI、仮想現実、宇宙進出など、僕たちの生活はガラッと変わってるでしょう。もしかしたら、人類は滅亡している可能性さへあります。
余命1世紀のビットコインに投資するなら、短期的ではなく、大局観を持つべきです。
いずれにせよ、人間は死ぬ運命ですから「僕たちはどう生きるか」にフォーカスすべきかと。未来を悲観せずとも、気楽にビットコイン投資を楽しんでも良いのかなと思います。
というわけで、僕は「ガチホ」推奨です!