BTC半減期カウントダウン(5回目)
平均10分のブロック生成時間に基づくカウントダウン
※実際には、ハッシュパワーの増減、マイニング難易度の調整などにより、ブロック生成速度は変動します。正確な日付を特定するのは困難でして、あくまで予想になりますm(._.)m
ビットコインの「半減期」について深く知りたい方は、この先の記事をご覧ください。
本記事のもくじ
ごきげんよう、ミヤビです。
BTCの含み益は「7桁」です。
ビットコインを勉強中ですが「半減期」という言葉をよく目にします。ですが、専門的すぎてまったく理解できません。
本記事では、ビットコインの仕組みを構成する「半減期」について、初心者向けに「半減期とは何か?」を中学生でもわかるレベルで解説します。
この記事を読むことで、ビットコイン半減期の仕組みや重要性、半減期前後の価格パターンや将来予想、半減期を利用したビットコインのお得な買い方を理解できます。
ビットコインの「祭典」ともいえる半減期。4年に1度おとずれるビッグイベントでして、マイニング報酬が半減されることで、ビットコインの供給量も半分になるメカニズムです。
たぶん「報酬も供給量も半分になるなんて、最悪じゃん......」と思うかもですが、そんなことはありません。半減期を正しく理解することで、ビットコインの資産を大きく増やせますよ。
ビットコインに投資するなら必須事項なので、本記事でわかりやすく解説しますね。
ビットコインの半減期とは?【仕組みをわかりやすく解説】
ビットコインの「半減期」とは、新規ビットコイン供給量を半分にするイベントです。
- その①:ビットコインの発行枚数
- その②:半減期の開催時期
- その③:半減期とマイニング報酬の関係性
ビットコインの「半減期」の仕組みを理解するために、上記について深堀します。
その①:ビットコインの発行枚数
ビットコインの発行枚数の上限は「2,100万枚」とプログラムされてます。
そして、およそ10分間に繰り広げられる「マイニング」の成果報酬として、ビットコインが新規発行される仕組みになってます。
マイニング
マイニングとは、仮想通貨取引を「承認」する作業を意味します。その「承認」作業には、膨大なコンピューターと複雑な計算処理能力が必要でして、一番早く"正解"を見つけられた人に、ご褒美として「マイニング報酬(BTC)」が贈呈されます。マイニングする人を「マイナー」と呼んだりします。マイナー(業者や個人)は、輝かしいマイニング報酬を求め、日々、熾烈な「承認レース」を繰り広げてます。
ミニコラム
2024年3月現在、およそ「1,960万枚」ほどのBTCが発行されてます。そして2033年には、全体の99%が採掘済みに。残り1%は、100年ほどゆっくり時間をかけて発行されます。
2,100万枚のうち、すでに全体の9割以上が採掘済み。しかし、掘り終わるのは100年以上も先とはこれいかに......
この原理には「半減期」のメカニズムが関係してます。
その②:半減期の開催時期
マイニング報酬であるビットコインの新規発行量は、4年に一度の半減期が訪れるたびに半減されていきます。過去の事例をまとめると、下記の表のとおりです。
半減期 | BTC報酬(半減期前) | BTC報酬(半減期後) |
---|---|---|
1回目 | 50 | 25 |
2回目 | 25 | 12.5 |
3回目 | 12.5 | 6.25 |
4回目 | 6.25 | 3.125 |
たぶん「なんで半分にするの?」と思うかもですが、それは「価値の担保」です。
ビットコインが無尽蔵に供給されると「インフレ」が懸念されます。ダイヤモンドがあちこちに落ちてたら、宝石としての「価値」がなくなるのと同じ原理です。
つまり、ビットコインの価値が半減期とともに高まることが期待されます。
有限だからこそ「価値」が生まれます!
その③:半減期とマイニング報酬の関係性
あくまで、希少なモノ =「価値が高い」という前提のもと、ビットコインの価値は上昇傾向にあります。
なぜなら「半減期のたびにマイニング報酬が半分になる」とは、1BTCあたりの価値も半減されることを意味するからです。
裏を返すと、4年に1度の半減期を経て、ビットコインの価値が「倍化(上昇)」しないと、マイナーのモチベが上がらず、労力をかけてまでマイニングする意味がなくなります。
会社員なら「給料が半減される代わりに、時給が倍(労働時間が半減)にならないと割に合わない」みたいなイメージです。
よって「半減期によって、ビットコインの価格は上昇するハズ」という投資家の期待のもと、価格は上昇する傾向にあります。
しかし、絶対ではありません。直近における半減期前後の値動きを分析していきましょう。
ビットコインの半減期一覧【過去の値動きを考察】
ビットコインの半減期を過去の歴史相場から振り返りますね。
- BTC半減期1回目:2012年11月27日
- BTC半減期2回目:2016年07月09日
- BTC半減期3回目:2020年05月11日
- BTC半減期4回目:2024年04月20日
半減期の歴史チャートを分析すると、半減期を経てビットコインの価格が「上昇」する傾向にあります。
具体的には、半減期前は期待感から価格が上昇しやすく、半減期後は利確による一時下落、その後はゆるやかな上昇→急上昇といったイメージです。
ビットコインで資産を増やしたいなら、半減期に付随するチャートパターンを理解することも大切ですよ。
BTC半減期一覧
半減期 | 日付 | ブロック量 | BTC報酬(半減前) | BTC報酬(半減後) |
---|---|---|---|---|
1回目 | 2012年11月27日 | 21万 | 50 | 25 |
2回目 | 2016年07月09日 | 42万 | 25 | 12.5 |
3回目 | 2020年05月11日 | 63万 | 12.5 | 6.25 |
4回目 | 2024年04月20日 | 84万 | 6.25 | 3.125 |
5回目 | 2028年04月17日(予想) | 105万 | 3.125 | 1.5625 |
6回目 | 2032年 | 126万 | 1.5625 | 0.78125 |
7回目 | 2036年 | 147万 | 0.78125 | 0.396025 |
8回目 | 2040年 | 168万 | 0.396025 | 0.1980125 |
理論上、計33回の半減期を経て、2140年頃に掘り尽くされる予定です。
BTC半減期1回目:2012年11月27日
ビットコイン初の半減期は「2012年11月27日」に訪れました。しかし、半減期によるビットコインの価格上昇は起きず、ほぼ横ばいを推移しました。
なお、翌2013年にビットコインの価格は急上昇しました。これは「キプロス危機」によるものとされ、富裕層がビットコインに分散投資したためだと考えられています。
半減期により、マイニング報酬は「50BTC→25BTC」に半減されました。
BTC半減期2回目:2016年07月09日
2回目の半減期は「2016年7月9日」でした。4年の歳月を経て、ビットコインの認知度は徐々に高まり、取引も活発に行われるようになりました。
年初は4万円台を推移し、半減期前後は7万円台に上昇。その後、5万円台に下落しましたが、年末には10万円台を突破し、過去最高値を記録しました。
半減期により、マイニング報酬は「25BTC→12.5BTC」に半減されました。
BTC半減期3回目:2020年05月11日
3回目の半減期は「2020年5月11日」に訪れました。過去2度の半減期を経験してることから、価格上昇に期待する声も多かったと思われます。
しかし、2020年3月、WHOによる「新型コロナウイルス」によるパンデミックが発表され、金融市場全体に不安が広がりました。株価や金の価格も急落し、一時ビットコインは「100万円台→50万円台」まで下落しました。
その後、5月の半減期に向け100万円台に回復。コロナの爪痕が残ると思われたものの、年末には300万円台を突破。反動で一時下がるも、翌年には過去最高の776万円を記録しました。
半減期により、マイニング報酬は「12.5BTC→6.25BTC」に半減されました。
BTC半減期4回目:2024年04月20日
さ〜て、4回目の半減期は面白いですよ。
BTCの価格が「昇竜拳」しました。
ちなみに、1,000万円突破後の急落は、機関投資家らの「利確」ですね。
ネガティブなニュースはないですが、米グレースケールやブラックロックなどから大量のビットコインETFの流出が観測されました。利確による急落は「織り込み済み」です。
半減期により、マイニング報酬は「6.25BTC→3.125BTC」に半減されました。
ビットコインの半減期を価格予想【2028年(5回目)】
マーク・ユスコ氏によると、ビットコインの価格は「2028年の半減期までに30万ドル」になると予想されてます。
1BTC = 30万ドル =「4,500万円(1ドル150円)」くらいですかね。
半減期ごとにビットコインの希少性が上がるため、価格は上昇するものと思われます。てか、そーでないとマイナーのやる気が萎えてしまいますので......
半減期 | 日付 | BTC報酬 | BTC価格 |
---|---|---|---|
1回目 | 2012年11月27日 | 25BTC | 約1,000円 |
2回目 | 2016年07月09日 | 12.5BTC | 約70,000円 |
3回目 | 2020年05月11日 | 6.25BTC | 約1,000,000円 |
4回目 | 2024年04月20日 | 3.125BTC | 約10,000,000円 |
5回目 | 2028年04月17日 | 1.5625BTC | ??? |
個人的には、最低でも1BTC =「2,000万円」くらいを見込めると思います。
仮に2028年頃までに、1BTC =「2,000万円」に到達すれば、3.125BTC × 2,000万円 =「6,250万円」の報酬を受けとれます。マイナーの労力に十分に見合うといえます。
ビットコインの半減期と価格パターン【買い方のコツ】
過去のビットコイン半減期を分析すると、下記のパターンを読みとれます。
- 半減期前:期待感から上昇傾向
- 半減期後:利確による一時的な下落
つまり、半減期前にビットコインを仕込んでおくことが資産を増やすコツです。
半減期とビットコインにおける価格の相関関係を理解することで、ビットコインで大損する可能性を小さくできます。
注意ポイント
あくまでも、過去の半減期から導かれた「傾向」です。金融市場の不安材料となるイベントが発生した場合や仮想通貨の信用が下がると懸念される場合、この限りではありません。
半減期前:期待感から上昇傾向
ビットコインの半減期は「お祭り」要素もありまして、半減期直前は価格上昇の期待感も強まり、高騰する傾向にあります。
- ビットコインの供給量が半減される
- ビットコインの希少価値が高まる
- ビットコインを半減期直前に仕込もうと考える
- ビットコインの購入量が増え、価格が上昇する
基本的に、買いたい人が多いと価格は上昇し、売りたい人が多いと価格は下落します。
たとえば、2022年〜2023年は、不安材料が多すぎて仮想通貨全体が下落しました。一方、2023年以降は、ビットコイン現物ETFの承認を受けて、ビットコインを筆頭にクリプト市場全体が盛り上がりました。
特に2024年3月、ビットコインが夢の「1,000万円」を突破し、過去最高値を更新。言うまでもなく、要因の一つは「半減期」です。
半減期前の買い方
ビットコインを始めるタイミングは「常に今」でして、先手必勝ですよ。
たとえば、サッカーの「W杯」をイメージしてください。「4年に1度」開催されますが、大会終了直後から勝負は始まります。
ビットコインも、まったく同じです。半減期直前に勉強したようじゃ遅すぎます。とはいえ、ビットコインの価格が上昇トレンドに入るのは、半減期の「半年〜3ヶ月前」くらい。
たとえば、4回目の半減期「2024年4月」に備えるなら、2023年の年末までには購入しておきたいイメージです。
2024年の半減期は、明確な上昇トレンドでした。波乗りし損ねた人は、かなりもったいなかったと思います。日頃の情報収集やリサーチが大切というわけです。
※僕は、2024年が半減期であることを知っており「伸びるだろうな」と確信してました。予想通り「1,000万円」を突破し、資産をかなり増やすことができました。
半減期後:利確による一時的な下落
半減期後の価格は、いったん下落すると予想できます。なぜなら、半減期直後に「利確(利益確定)」する輩が一定数いるからです。
- パターン①:下落→急落
- パターン②:下落→緩やかに上昇
とはいえ、下落は一時的と想定しておきましょう。そのため「利確」はもったいないかもです。
ビットコインの価格変動の要因は、半減期だけではありません。あくまで「その傾向がある」とだけおさえてください。
Tips:2024年の大暴落
2024年8月初旬、仮想通貨市場が大暴落しました。原因は、米国の景気後退を懸念した「円キャリートレードの巻き戻し」です。株、為替、仮想通貨など、市場全体が暴落しました。しかし、仮想通貨市場に悪材料があったわけではなく、要は「パニック売り」ですね。何も問題ありません。
半減期直後は様子見
半減期直後にビットコインを購入する場合は「要注意」です。なぜなら「価格が下がってるときに買う」と、損する可能性が高いからです。
- 上がるときは「上がる」
- 下がるときは「下がる」
チャートは、人間の心理を反映した「鏡」ですよ。
チャートを見れば「今、上がってる or 下がってる」という確かな事実がわかります。それは紛れもない「事実」なんです!
なので「チャートの裏をかけば儲かるんじゃね?」と期待するのではなく「事実」を見ること。下がってるなら、無理に買おうとしないことが無難です。
相場が落ち着いたら買えば良く、焦るとロクな結果になりませんよ。
ビットコインの半減期到来による懸念事項
僕らにはあまり馴染みのない「マイナー」にとっては、4回目以降の半減期は重大な局面を迎えます。
- 懸念①:マイニング業者の競争激化
- 懸念②:小規模マイニング業者の撤退
半減期によってマイニング報酬が半分になり続けると、マイニング業者にとって死活問題になりかねません。
実際に上記はすでに起きてることですが、ますます生き残りをかけた「競争激化」or「事業撤退」が加速していきそうです。
懸念①:マイニング業者の競争激化
資金力あるマイニング業者は、さらに資金を投資にまわし、独占化が加速します。
現在は、企業マイニングも増え、電気代の安い国で広大な土地を有するマイニング特化施設を構築してます。冷涼な土地、超大量マシン、莫大な冷風装置を使ってマイニングしてます。
もはや、個人でこーいった企業に勝つのは無理ゲー。
半減期で報酬は半分になりますが、価格が倍化するとも限りません。2022年はビットコインが暴落し、撤退する業者もたくさんいました。
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マイニングは「環境破壊」につながると問題視されてます!
懸念②:小規模マイニング業者の撤退
マイニング業者だけではなく、個人マイナーたちも割に合わないと撤退を余儀なくされることでしょう。
- 4年に一度、マイニング報酬が半減する
- 勝利者しかマイニング報酬を受けとれない
- マイニングには大量の電気代やマシンコストがかかる
おまけに、マイニングで稼いだビットコインにも税金がかかります。
よって「弱肉強食」が進み、資金力あるマイニング業者が資金力のない小規模マイニング業者を食い潰す未来が予想されています。
ビットコイン半減期でよくある質問7つ
ビットコインの半減期に今すぐ備よう
本記事では、ビットコイン「半減期」の仕組みや過去の値動き、将来的な価格予想などをマルっと解説しました。
過去の傾向からも読みとれるよう、ビットコインの半減期に近づくと、価格上昇の期待感から実際に価格はハネ上がる傾向にあります。しかし、半減期直後は「利確」による一時下落を経て、その後は緩やかな回復に転じる動きが期待されます。
ただし、あくまでも「傾向」であって、次の半減期でも今までと同じような軌跡を辿るワケではありません。
世界的パンデミックや金融情勢、株価、有事、震災などによっても相場は変動するため、半減期だけがビットコインの価格変動の要因ではないことにご注意ください。
【重要】チャンスは滅多に来ない
すでに川上から"大きな桃"がドンブラコと流れてきてます。危ないと思ってスルーするか、はたまた勇気を出して拾いあげ、家に持ち帰って桃を割ってみるか......
こーいった行動力ある人が、わずかなチャンスを掴めるのだと思います。
半減期は「4年に一度」きり。十数年で4回も"大きな桃"が流れてきました。桃が流れてきてるのさえ、知らない人が大半です。気づいてるのに、スルーしちゃう人もたくさんいます。
しかし僕は、拾い上げました。
ただ、それだけです。
4年に1回の滅多にないチャンスをつかみたいなら、半減期前にはビットコインをしっかり仕込んでおく、そこに人生のヒントがあるのだと思います。